AlteryxでExcelファイルから読み込んだデータにシート名を付与する
こんにちは。Alteryxサポートエンジニアとして勉強中のスズです。
今回はAlteryxでExcelファイルから読み込んだデータにシート名を付与する方法についてご紹介します。
Excelファイルのデータにシート名を付与する
ワークフローの概要
今回作成するワークフローはこちらです。
- Input Data、Record IDツールでシート名を読み込み、IDを付与
- Input Data、Formula、Unionツールで各シートからデータを読み込み、結合
- Joinツールで2つのデータを結合
今回は1つのExcelファイルに含まれる3つのシートからデータを読み込みます。
シート名の処理
まずはExcelファイルのシート名の処理を行います。
Input Dataツール(In/Out -> Input Data)を使用して、Excelファイルからシート名を読み込みます。ファイルを指定すると、Select Excel Inputウィンドウが表示されます。シート名を読み込む場合、 Import only the list of sheet names を選択します。
Input Dataツールの設定を確認すると、 Table or Query に List of Sheet Names
が設定されています。
Record IDツール(Preparation -> Record ID)を使用して、IDを付与します。
シート名にIDを付与したデータができました。
各シートに含まれるデータの処理
続いてExcelファイルの各シートに含まれるデータの処理を行います。
Input Dataツールを使用して、Excelファイルの各シートからデータを読み込みます。ファイルを指定して Select Excel Inputウィンドウを表示し、 Select a sheet でシートを選択します。
Input Dataツールの設定を確認すると、 Table or Query にシートが設定されています。
Formulaツール(Preparation -> Formula)を使用して、IDを付与します。各シートから読み込んだデータに対して、前項で各シートに対して付与したIDと同じ数字を割り当てます。
Unionツール(Join -> Union)を使用して、各シートから読み込んだデータを結合します。今回は各シートから読み込んだデータが全て同じフィールドを持つため、 Auto Config by Name
を使用して結合しています。
各シートから読み込んだデータを1つにまとめることができました。
2つのデータの結合
準備した2つのデータを、Joinツール(Join -> Join)で結合します。
Join by Specific Fields で2つのデータのIDを含む列を指定して結合します。データの結合に使用したIDの列は不要なので削除します。
結果を確認すると、シート名と各シートに含まれるデータが表示されるようになりました。
最後に
今回はAlteryxでExcelファイルから読み込んだデータにシート名を付与する方法をご紹介しました。
本エントリでご紹介したワークフローは、専用ポータルにて公開予定です。弊社ご契約のユーザー様は専用ポータルからダウンロードいただけますので、ご参考にしていただければ幸いです。
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